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レースウェイを吊る


床で格子状に組んだレースウェイ(配線用のダクト)を天井から吊りました。室内の配線は全てこのレースウェイの中を通っています。レースウェイの下にカーテンワイヤーを張り、カーテンによってこの大きな空間を仕切っていく予定です。配線ダクトを兼ねた現代版鴨居です。現在、カーテンがなくても、レースウェイが格子状につられていることで、何となくこの大きな空間の中にいくつかの領域ができているように感じます。また床から約1800㎜というのはちょうど日本家屋の襖の鴨居の高さと同じ位で、高さ方向のスケール感を小さくする効果もあって、現代的な工業製品で作られているにも関わらず、何となく昔の日本家屋を感じさせる不思議な感じがします。

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