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やさしい建築

—丁度良い関係を丁寧につくる—

 人は、老いや何かのきっかけにより体の働きが今までと変わることもあれば、体の働きが、生まれつき多数の人と違う方もいます。そのような人は、多くの建築を使う時に、違和感や不安感を感じるのではないでしょうか。私たちは、そのような人たちこそ、安心感を持って心地よく楽しく暮らせる環境を作りたいと考えています。それは、建築の中に人と自然と物の丁度良い関係を丁寧に作ることで可能になります。そのような建築は、やみくもに「新しさ」を求めるよりも、考え抜かれた「やさしさ」が求められるでしょう。ライフスタイルが多様化し、人生が100年になった現代では、ますます「やさしさ」が重要なテーマになるのではないでしょうか。私たちは、そのような建築を「やさしい建築」と名付けて、設計活動の指針としています。

3つの「やさしさ」と10のキーワード

「やさしい建築」を実現するために3つの「やさしさ」を考えました。

​そして、それを実現するための10のキーワードを考えました。

・感じることに対しての「やさしさ」

​01.

:過ごし易さ

​02.

:親しみ易さ

・使うことに対しての「やさしさ」

​03.

:つながり易さ

​04.

:伝わり易さ

​05.

:楽しみ易さ

​06.

:対応し易さ

​07.

:分かり易さ

・維持することに対しての「やさしさ」

​08.

:長持ちし易さ

​09.

:維持し易さ

10.

:求め易さ

テクノロジーで「やさしさ」を生み出す

「やさしさ」はイメージだけではありません。キーワードに基づいた技術を生かして生み出します。先端技術や慣れ親しんできた技術の両方の可能性を探り、生かすことを考えます。

丁寧な対話でそれぞれの「やさしさ」を作り出す

各プロジェクトには、固有の条件があります。キーワードに基づいて、それぞれに相応しい「やさしさ」を施主や多くの関係者との丁寧な対話を通して作り出していきたいと思います。

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